20170110債券相場

  10日の債券市場は新発10年物国債利回りが横ばいだった。前週末と同じ0.055%で推移している。日銀が実施した国債買い入れオペの結果について「特に意外感はなかった」(国内証券)との声が聞かれ、反応は限定的だった。新発2年債は同0.03%低いマイナス0.240%、新発5年物国債は0.005%低いマイナス0.125%となった。超長期債は売りがやや優勢だった。11日に30年物国債の入札を控えていることが投資家の警戒感を誘った。新発20年債利回りは0.01%高い0.600%、新発30年債は0.015%高い0.750%、新発40年債は0.005%高い0.880%で推移した。長期・超長期ともにトランプ次期米大統領が11日に記者会見する予定で今後の政策などについての発言を見極めたいとの様子見ムードもあり、限定的な動きとなった模様。